【レビュー】HibyのエントリーDAP『R2』が手ごろな価格で高機能・高音質が楽しめる!
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こんにちは、むらくもです。
皆さんは、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使っていますか?
今ではAndroid搭載モデルまでさまざまなものが販売されています。
というわけで今回は、中国の音響機器メーカーであるHiby(ハイビー)から出ているエントリーモデルDAPである『R2』をレビューしようと思います。
およそ1.5万円ほどのエントリーモデルですが、機能がかなり揃っているこの機種を解説していこうと思います!
それでは行きます!
概要
↑外箱はこのようになっています
↑本体と付属のケースで、本体にはフィルムが貼ってありました
まずはこのHiby『R2』について紹介します。
この『R2』は、エントリーモデルのDAP、いわゆるデジタルオーディオプレーヤーという、音楽再生に特化した機種となっています。
高音質であるハイレゾ音源の再生はもちろん、SONYのハイレゾ伝送コーデックである「LDAC」も搭載しています。
本体は小さいですが、なんとWi-Fiにも接続することができます。
この大きさのエントリーモデルDAPは基本的にパソコンからデータを取り込むのですが、『R2』はWi-Fi経由でさまざまな機種からデータの転送が可能となっています。
そしてこの後に詳しく紹介しますが、「Hiby Link」という機能も利用できます。
通常のイコライザーの他に、「MSEB」と呼ばれるHiby独自のイコライザーも搭載しています。
さらにはマイクも搭載していますので、録音までできます。
本体にストレージは入っていませんが、MicroSDカードは最大2TBのものまでサポートしています。
音質
ここからまずは音質をレビューしていきます。
エントリーモデルのDAPということで、iPhoneなどスマートフォンなどと比べても大差ないのでは無いかと思うかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
やはり、鳴らしづらいイヤホンでも、十分に鳴らすことができますので、比較すると明らかな差が現れます。
ちなみに私が愛用しているKZの『ZAS』というイヤホンは、スマートフォンではあまり鳴らせている感じがありません。
スマートフォンでは音場がかなり狭く、『ZAS』の解像度の高さもあまり感じません。
しかしこの『R2』であれば、解像度が飛躍的に上がります。
全ての音がハッキリと綺麗に聴くことができます。
スマートフォンで聴いた際にはかなりガサついたと言いますか、粗い音に感じていますが、『R2』なら粗さが全くなく、クリアに聴くことができます。
特に『ZAS』の迫力の中心である低音に関しては、かなり前に出ますので、より楽しく音楽を聴くことができます。
しかも、ドラムやベースなどの低音域の音量が大きくてもクリアさがめちゃくちゃありますので、ただ低音が強いだけでなく、透明感もあるような迫力を感じることができます。
クリアなドンシャリサウンドになりますので、高音質でかなりテンションの上がるサウンドが楽しめるのがかなり良いポイントとなります。
解像度やクリアさに関しては、かなり高いレベルのものに感じました。
ですが、『R2』では『ZAS』の本気のような音場の広さはあまり感じませんでした。
もっと値段の高いDAPと比べますと、狭いことは無いのですが、前後や上下などの『ZAS』のかなり広い空間的な表現があったかというと、そこまででは無かったかなと思いました。
iPhoneではもっと狭く感じたので広いは広いのですが、やはり空間表現が完璧かと言われるとちょっと違うかなと思いました。
それでも、解像度はスマートフォンとは全然違いますので、クリアさはやっぱりDAPが良いという風に感じました。
Hiby Link
↑Hiby更新ホームページより
続いてこちらもまたかなり種類がある機能について紹介します。
まず一番良いと思ったら機能は概要でも述べた「Hiby Link」です。
こちらどのような機能かと言いますと、『R2』とスマートフォンをBluetoothで接続して、スマートフォンから『R2』を操作する機能になります。
これが個人的にはかなり便利に感じました。
やはりDAPの欠点としては操作がスマートフォンと比べて遅いところがあります。
ですが、サクサク動くスマートフォンから操作することで、もっさりするストレスから解放されます。
DAPは元々遅いものだから「Hiby Link」でも操作が遅いかと思うかもしれませんが、スマートフォンで曲を選ぶとすぐに曲が切り替わりましたので、かなりスムーズに操作できました。
曲数が多くても全く問題なく動作しましたので、この機能はかなり便利に感じました。
MSEB(MageSound 8-ball)
次はHiby独自の音質調整機能である「MSEB」についてです。
こちらは自分に合ったように音質を調整することができます。
例えば暖かさを持たせることや、ボーカルの力強さなどを直感的に操作することができます。
実際に試してみたところ、特に面白かったのはボーカルの設定です。
ボーカルを前に出すか後ろへ引かせるかが200段階で調整できたのですが、ここをいじることでかなりバックの演奏とボーカルの差がハッキリ現れました。
バックがボヤけるか、ボーカルが引く感じになるかなど、設定しながら音色が変わるので、ここも自分好みに変更できます。
その他にもさまざまな変更点がありますので、設定によってかなり聴き方が変わりますので、ここも楽しめるのではないでしょうか。
その他について
最後に細かい機能などについてまとめます。
まず大きさですが、想像よりは大きく重かったですが、それでもウォークマンなどと比べるとかなり小さいので、携帯性にはかなり優れているように感じました。
そして大きさに伴って気になる点として、バッテリーの短さが挙がりますが、個人的に短すぎるようには感じませんでした。
意外と長時間使用してもあまりバッテリーは減らず、問題なく利用できました。
Hiby Linkを使用しているときではバッテリーの減りがかなり早くなってしまうかと思いましたが、画面をずっとオフにしている(スマートフォンで操作できるため)せいか、あまり大きく減ることはありませんでした。
このサイズでこのバッテリーの持ちは、かなり優秀であると思いました。
そしてUSB-TypeCでの転送もスムーズに行きましたし、曲の読み込みもかなり高速でした。
まとめ
というわけで今回は、Hibyから出ているエントリーDAP『R2』をレビューしました、皆さんいかがだったでしょうか?
私はこのサイズでのバッテリー持ちと音質についてはかなり満足できました。
DAPは基本的に大きく重たいものが多いですので、『R2』はかなり携帯性に優れていると思いました。
しかも外でもHiby Linkが利用できるので、外出時に使うのは非常に便利だと思いました。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
以上でこの記事は終了です、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!