KZ『ASF』はモニター用のイヤモニとして使えるのか!?ゼンハイザー『IE100Pro』とも比較しながら検証!
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こんにちは、むらくもです。
今回は、KZの『ASF』に焦点を当てます。
このイヤホンの詳細なレビュー記事は以下からご覧になれますので、併せてどうぞ。
https://vtcloud-quiz.com/2022/04/19/kzasfreview/
5つのバランスドアーマチュアドライバを搭載しているKZの『ASF』。
値段もおよそ6000円程度と、非常に安価なものになっています。
バランスドアーマチュアドライバを搭載しているイヤホンは、基本的にはフラットな音質であることが多いです。
では、フラットな音質が求められる「インイヤーモニター(イヤモニ)」というものがありますが、果たして、KZ『ASF』はそれになれるのでしょうか?
今回、音質を中心に『ASF』はイヤモニとして使えるのか、考察していこうと思います!
比較用として、ゼンハイザーのエントリーモデルイヤモニ『IE100Pro』を用います。
それでは行きます!
1.音質
まずは音質面で考えます。
どちらのイヤホンも、音質的にはフラットですので、KZの『ASF』はとりあえずは大丈夫です。
ただし、最初のレビュー記事にも書きましたが、『ASF』は低音がハッキリ聴こえます。
ただ、あれから『ASF』を使って実質的にエージングが進んだのですが、低音は若干小さくなった感じがします。
よりフラットに近くなった感じがしましたが、それでも迫力は感じられ、バランスも良いです。
ちょっと話が逸れましたが、結論としては、フラット具合は『ASF』でも問題ないです。
ではゼンハイザーの『IE100Pro』とはどこが異なったのか。
それはやはり迫力です。
『IE100Pro』はイヤモニとして作られているため、本当に味付けがないです。
そのため、迫力というものはほとんどありませんでした。
一方『ASF』はフラットでありながら迫力をしっかり感じます。
迫力を感じる分、バランスは問題無いのですが、若干の味付け感はあります。
他にあった違いですが、『IE100Pro』は全体的にシャリシャリした印象がありました。
ですから、めちゃくちゃ高解像度に感じるものでは無かったです。
それに対して、『ASF』はかなり解像度が高くクリアな印象を受けました。
解像度でいえば『ASF』の方が良かったです。
ただ、分離感は『IE100Pro』の方がしっかり感じます。
音がどこで鳴っているか、これについてはやはりイヤモニである『IE100Pro』の方がより分かりました。
ですから、やはりイヤモニとして作られている『IE100Pro』の方が、本当にモニター用という感じがしました。
ですが、『ASF』でも全く問題なくイヤモニとして使用できる音であると思いました。
2.装着感・遮音性
ここからもイヤモニとして重要な要素・装着感と遮音性について書いていきます。
まず装着感なのですが、KZ『ASF』はイヤホン本体がかなり大きめです。
一方ゼンハイザーの『IE100Pro』はかなり小さめとなっています。
ここはかなり好みが分かれそうですが、少なくともライブなどでイヤモニを使用する際には、『ASF』では大きすぎる気がします。
着けたり外したり、激しい動きをしたりであれば、軽く小さい『IE100Pro』の方が良いかと思われます。
逆に音楽制作や動画編集など家などであまり動かずに行う場合では、『ASF』でも十分だと思います。
『ASF』も装着感自体は良いですからね。
そして遮音性ですが、こちらは『IE100Pro』の方が高いです。
やはりプロ向けのイヤモニですから、『IE100Pro』の方が外音をシャットアウトしてくれます。
『ASF』はまあまあくらいですが、『IE100Pro』と比べますと遮音性は弱いかなと思いました。
3.まとめ
というわけで今回はKZ『ASF』がイヤモニとして使えるかを考えました、皆さんいかがだったでしょうか?
私なりの結論としては、KZ『ASF』はイヤモニとして使えると思いました。
もちろんイヤモニの完成度としてはゼンハイザー『IE100Pro』の方が上でした。
しかし、『ASF』でも十分実用的なイヤモニとして使えます。
音質に至っては『ASF』の方が上ではないかと思いましたし(よりフラットを求めるなら『IE100Pro』ですが)、十分イヤモニとして使えます。
ですから、イヤモニを使ったことがなく、安いモデルのものを手に入れてみたい方は、ぜひKZ『ASF』を検討してみてください。
用途が合えば十分使用できるものだと思いました。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
以上でこの記事は終了です、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!