【徹底比較・検証】KZ『AS16 Pro』はイヤモニとして使える?ゼンハイザー『IE100Pro』と比べまくる!
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こんにちは、むらくもです。
皆さんは、KZのイヤホンを使っていますか?
高音質なイヤホンが多く、非常に人気ですよね。
そんなKZのイヤホンの中でフルBA(バランスドアーマチュアドライバのみで構成されているイヤホンのこと)のシリーズ「ASシリーズ」があります。
その「ASシリーズ」の一番新しい機種『AS16 Pro』は、個人的にはかなりいいイヤホンに感じています。
フラットな音でかなりバランスが良いです。
そこで今回は、この『AS16 Pro』がイヤモニとして使えるのかについて、後半でゼンハイザーの『IE100 Pro』と比較しながら検証していこうとおもいます。
なお、こちらの『AS16 Pro』の詳細なレビュー記事も別で上がっていますので、気になる方は併せてご覧ください。
それではいきます!
音質
まずは一番大事な音質からいきます。
音の傾向ですが、こちらは非常にフラットとなっています。
しかも、過去にイヤモニとしての検証をした『ASF』と比べても、非常にバランスが良いレベルです。
低域はやや抑え目ではありながら迫力も割と感じますし、各音域がどれも十分な出力となっていて、フラット加減ではかなり完璧に感じます。
フルBAですから、ボーカルの質感もしっかり感じ、高音域もかなり綺麗に鳴っています。
解像度も非常に高く、個人的には私が所持しているKZのイヤホンの中でダントツだと思っています。
とにかくトーンが明るいので、細かい音までしっかり聞き取ることができます。
音質的には、フラットで解像度が高く、ボーカルの表現も素晴らしいので、全く問題なく使用できると思いました。
そしてこの『AS16 Pro』は、スマートフォンなどの機器でも全く問題なく鳴らすことができます。
アンプやUSB-DACもいらずに、かなり高音質で鳴らすことができます。
DAPと比較すると音質的にやや落ちてしまうのはしょうがないですが、それでも十分な音質となっています。
ですから、スマートフォンやパソコンで音楽制作などをされる方でも、十分使用できるように感じました。
音質の劣化が少ないのは非常に優秀なところだと思いました。
モニターイヤホンであるゼンハイザー『IE100 Pro』との比較は後ほどまとめて。
音質以外の点について
続いて、音質以外の面で考えていきます。
まずは密閉度・遮音性ですが、こちらは割と優れているように感じました。
イヤーピースも黒く厚いものが付属していて密閉されてる感じがあり、外音は小さくなるように感じました。
もちろん、アクティブノイズキャンセリングなどには勝てませんが、それでも十分な遮蔽度でした。
次は装着感ですが、こちらもかなり優れているように感じました。
やはりイヤモニでよくあるシュア掛け(耳に引っ掛ける形式のもの)ということもあり、安定感も抜群です。
ですが、『AS16 Pro』はイヤホン本体がやや大きめで重いこともありますので、外れることなどはありませんが、ライブなどで動き回る際にはやや大きさ・重さを感じるかもしれません。
ですから、この『AS16 Pro』を使用する際には、DTMなど家での作業に適していると思いました。
また、音のバランスの良さがあるので、動画編集でももちろん使用できます。
声やBGMのバランスも十分理解できますので、『AS16 Pro』はさまざまな面でモニターに向いていると思いました。
ゼンハイザー『IE100 Pro』との音質比較
ここからはゼンハイザーのモニターイヤホン『IE100 Pro』と『AS16 Pro』を比較してまいります。
なお、この『IE100 Pro』も過去に投稿したレビュー記事がありますので、興味持たれた方はぜひチェックしてみてください。
まずは音質からです。
結論から言いますと、どちらもモニターライクな音質ですが、『AS16 Pro』の方が明らかに音の情報量が多いです。
『IE100 Pro』も非常にモニターライクでさらっとした音の傾向ですが、聴こえてくる音の量が『AS16 Pro』よりも少ない印象がありました。
さらに『IE100 Pro』はハイハットなどの高音域の音がややシャリついたように感じました。
やや主張しすぎているのか、この高音には違和感を覚えました。
一方『AS16 Pro』は高音もあまり強く主張せず、かなり自然な音の鳴り方に感じました。
そして『AS16 Pro』は音の密度も高く感じ、音質的にも『IE100 Pro』を上回っていると思いました。
ですから、私はKZ『AS16 Pro』がモニターイヤホンとしても、リスニングイヤホンとしてもかなり優れているように感じました。
ただ、音の分離感やバランス、そしてDAPではない機種での音の劣化に関しては、『IE100 Pro』も申し分ないほどの実力はありますので、モニターには全く問題なく使用できます。
ゼンハイザー『IE100 Pro』との他の比較
次に装着感など音質以外の面で比較していきます。
まず装着感ですが、『AS16 Pro』と『IE100 Pro』ではかなり異なっています。
『AS16 Pro』はさきほど述べたようにかなりイヤホン本体が大きく、ずしっとした重さがあります。
一方『IE100 Pro』はイヤホン本体がかなり小さく、軽快なつけ心地となっています。
どちらも簡単に外れることは無く、シュア掛けであることは変わりないのですが、重さがかなり異なっていますので、装着感に違いが現れています。
ここは完全に好みになってしまいますが、重い方が良いのか、軽い方が良いのかを選んでいただけるとよろしいかと思います。
個人的に装着感だけで考えるのであれば、家などでの作業では『AS16 Pro』、ライブなどかなり動く際には『IE100 Pro』が良いと感じました。
ただどちらも装着感自体は良く遮音性は高いので、好みで選んでください。
そして共通することですが、まずどちらもリケーブルが可能となっています。
『AS16 Pro』は2pin、『IE100 Pro』はゼンハイザー独自の端子を採用しています。
サードパーティ製のものが使いやすい方は『AS16 Pro』だと思います。
リケーブルが可能なため、ワイヤレス化させることもできます。
特に『IE100 Pro』に関しては「BT版」というワイヤレス化できる機器が付随するバージョンも売られていますので、こちらもぜひご参考に。
まとめ
というわけで今回は、KZの『AS16 Pro』がモニターイヤホンとして使えるかということを検証してきました、皆さんいかがだったでしょうか?
過去にKZ『ASF』でもイヤモニとして使えるか検証しましたが、正直レベル違いでした。
バランスや使い勝手など、かなりイヤモニとしての実力が発揮できると思いました。
個人的にはゼンハイザーの『IE100 Pro』を超えるほど、かなり良いイヤホンだと改めて認識しました。
KZ『AS16 Pro』はイヤモニとして使える、これが私の結論です。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
以上でこの記事は終了です、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!