【徹底比較】同価格帯のDAPとUSB-DACならどっちがいい?Hiby『R2』とShanling『UA3』で検証!
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こんにちは、むらくもです。
皆さんは、音楽を聴いていますか?
最近ではイヤホンからヘッドホンまでさまざまなガジェットが販売されていますよね。
特に有線のものを使う際には、音質を重視したいですよね。
最近では、イヤホンやヘッドホン以外にも音質をアップさせるものも数多く販売されています。
その中では、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)やUSB-DACが有名かと思います。
そこで今回は、同価格帯でのDAPとUSB-DACを比較して、どちらがどんな人にオススメかについて解説していこうと思います。
それではいきます!
そもそもDAPとUSB-DACとは?
まずはそもそもDAPとUSB-DACとは一体どういうものかについて紹介します。
まずDAPは「デジタルオーディオプレーヤー」の略で、いわゆる音楽再生に特化した機器のことを指します。
有名なもので言えばソニーの『ウォークマン(WALKMAN)』があります。
スマートフォンでは直挿しでは再生できないようなハイレゾ音源などを再生することができる他、ゲイン設定やバランス接続、イコライザなど、設定も豊富に用意されていることが多いです。
一方USB-DACは「デジタルトゥーアナログコンバーター」の略で、USB接続ができて、高性能なDACチップを積んでいる機器のことです。
そもそもDACチップはスマートフォンなどにも搭載していますが、音響機器と比べますとかなり性能に差があります。
スマートフォンやパソコンなどに接続して、音質を向上させることができます。
DAPほど設定が多いわけではありませんが、機器によっては設定できる他、スマートフォンやパソコンの設定を用いることもできます。
今回使用する機器
今回検証に使用する機器を紹介します。
どちらも1万円前後で購入することができますので、同価格帯での比較となります。
DAPはHibyの『R2』を使用します。
中国の音響機器メーカーであるHibyのDAPを使用します。
およそ1万円で買える、DAPの中ではかなり安い、いわゆるエントリーモデルになります。
こちらの『R2』の詳細なレビュー記事も上がっていますので、併せてご覧ください。
一方USB-DACはShanlingの『UA3』を使用します。
こちらも中国の音響機器メーカーのガジェットになります。
こちらも値段が1万円程度と、USB-DACのエントリーモデルになります。
こちら「UA3」のレビュー記事も上がっていますので、興味ある方はご覧ください。
というわけで、この2機種を比較していきましょう!
使い勝手
まずはこの2機種は同価格帯ですが、用途が異なっていますので、使い勝手から紹介していきます。
DAPとUSB-DACではそもそもの使い方が異なります。
DAPは本体一台で操作を行い、音楽を楽しみます。
それに対してUSB-DACは本体だけでは再生することはできず、スマートフォンやパソコンといった機器に接続して使用します。
ですから、一台で完結して高音質を楽しむか、スマートフォンやパソコンといった機器を高音質化するかというようにどちらかに分かれます。
こちらそれぞれについてのメリット・デメリットをまとめます。
DAPのメリットですが、本体があればイヤホンやヘッドホンを差し込むだけですぐに使用できます。
複数の接続が不必要であるのが最大のポイントです。
また、基本音楽ファイルのみを導入しますので、スマートフォンなどと比べてストレージの心配がありません。
しかもDAPはMicroSDカードで拡張できるモデルも多いですので、ストレージに関しては特に問題なく使用できると思います(Android搭載のDAPも同様)。
またDAPにはスマートフォンやパソコンにはない「イコライザー」など音に関する設定が多くあります。
音を自分好みに変更できる点も面白いです。
ただDAPのデメリットとしては、操作がもっさりするケースが多いです。
どうしてもスマートフォンなどのさくさく具合に比べると、動きが重く感じることが多いです(特にエントリーモデルのAndroid搭載のDAP)。
次にUSB-DACのメリットですが、やはりスマートフォンをそのまま使えるという点が一番大きいでしょう。
ストリーミングのサブスクを契約している方は、機種そのままですぐに高音質化できます。
Android搭載でないDAPではストリーミングは聴けませんので、高音質化できるメリットはかなり良いではないでしょうか。
また、新たに高額な機種を買う必要も少ないです。
Android搭載のDAPは安くて3万円からという感じですが、USB-DACは安ければ1万円を切るモデルも意外と多く売られています。
特にストリーミングで聴きたいという方は、USB-DACの使い勝手はかなり良いのではないでしょうか。
ただ、USB-DACのデメリットとしては、変換アダプタが必要になるケースがあります。
基本USB-DACはUSB-typeCもしくはUSB-typeAであることが多いので、特にiPhoneなど lightning端子のものであれば、変換アダプタが無いと使えません。
通常のケーブルでは使用できない点も注意が必要です。
以下のようなケーブルを用意するか、lightning-to-USB-typeAの変換アダプタがあれば使用できますので、こちらを参考にしてください。
以上が使い勝手の紹介でした。
音質
ここからは音質について解説します。
まず2機種に言えることは、スマートフォンやパソコンの直挿しに比べると明らかに音が良くなります。
やはり音響機器として優秀ですので、エントリーモデルのこの2機種でも音質の向上はハッキリ感じ取ることができます。
ではどちらが音が良いのかですが、少なくともこの2機種では、音の良さの面では優劣は付け難かったです。
どちらもかなり音質は良いので、あとは個人の好みになるかなと思いました。
音の特徴についてまとめます。
まずDAP『R2』の方ですが、こちらはナチュラルサウンドに近い感じがありました。
大きな誇張のようなものはなく、比較的バランスの整った音質に感じました。
特にボーカルはかなり近くに感じ、声の表現力は優れていました。
自然な鳴り方に綺麗なボーカルがハッキリ聴こえますので、ナチュラルサウンドが楽しめます。
一方USB-DAC『UA3』の方ですが、こちらはかなりパワフルな印象を受けました。
低音をしっかり感じ取ることができ、迫力がかなりあります。
パワフルさがありますので、EDMなどのダンスミュージックではかなり楽しく聴ける印象がありました。
このような違いを感じました。
一方音場の広さや解像度については、特にハッキリとした違いは感じませんでした。
ですから、先ほど挙げました特徴を参考に、自分に合った方を選んでいただければ良いかと思います。
どちらがどんな人にオススメか
最後に、どんな人にDAPやUSB-DACがおすすめかについてまとめます。
まずDAPは、一台で完結させたい方にオススメです。
スマホやパソコンが無くてもDAPのみで高音質が楽しめますので、一台のみの使用をメインにしたい方はDAPがオススメです。
例えば、電車などに乗る際に、複数の端末を使用しないで良いというメリットがあります。
外出先で使う際にはDAPが良いのではないでしょうか。
次にUSB-DACは、スマートフォンやパソコンに入っている音源を使用したい方にオススメです。
スマートフォンにハイレゾなどのデータが入っていて、そのデータをそのまま利用したい方にオススメです。
データを新たに入れる必要が無く、大きく環境を変更することなく高音質が楽しめます。
また、DAPは比較的もっさりした動作感がありますが、USB-DACを接続するとスマートフォンのサクサクさのまま使用できます。
軽快な動作で使用したい方はUSB-DACがオススメです。
まとめ
というわけで今回は、DAPとUSB-DAC、どちらがどんな人にオススメかについてまとめました、皆さんいかがだったでしょうか?
個人的にはどちらも簡単に高音質が楽しめる機種だと思いますので、後はあなたがいい!と思った方を選んでいただければ良いです。
ぜひこの記事を参考に選択してみてください。
以上でこの記事は終了です、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!