【レビュー】KZ『AST』のボーカルの表現力が過去一素晴らしすぎる!【中華イヤホン】
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こんにちは、むらくもです。
皆さんは、中華イヤホンを持っていますか?
今では中国の有名メーカーも数多くあり、非常に人気なモデルもかなり増えてきました。
そんな中、私はやはり「KZ」というメーカーがかなり気に入っています。
値段がかなり安く、それでいて高音質な音が楽しめます。
そんなKZの商品なのですが、「AS」シリーズというBA(バランスドアーマチュアドライバ)を数多く搭載したモデルもあります。
その中で最もBAを多く搭載したイヤホンが、今回紹介する『AST』になります。
というわけで今回は、このKZの『AST』を紹介していこうと思います。
それでは行きます!
概要
↑KZ『AST』の外箱は、いつものKZのハイエンドモデルのものとほぼ同じものになっています
↑箱を開けるとこのように入っています、ここもいつもと同じですね
まずはこのKZの『AST』について解説します。
こちらは先程も書いたように、KZの「ASシリーズ」という、BA、いわゆるバランスドアーマチュアドライバを複数搭載したモデルです。
通常BAを多く搭載したイヤホンは高額になることが多いですが、KZはかなりの価格破壊を起こしています。
今回の『AST』は片方に12BA、つまり全部で24BAを搭載していますが、値段が15,000円ほどとなっていて、これもまたかなりの価格破壊が起こっています。
そして、本体は3色の色(ブラック、グリーン、シルバー)が販売されています。
ケーブルは、銀メッキケーブルが付属し、2pin仕様ですからリケーブルも可能となっています。
音質(DAP)
ここからは音質について述べていきます。
まずはDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使用した時の感想から書いていきます。
最初に聴いた時に思ったことは、ボーカルの表現力が非常に高いと思いました。
ここについては、正直びっくりするほどでした。
今まで使ってきたイヤホンより明らかに細やかな声までしっかり聴き取れます。
息遣いもはっきり聴き取れ、ボーカルの輪郭もしっかり分かり、実際に歌われているような感覚に近いほどボーカルの表現力は素晴らしかったです。
それでいて、音のバランスもかなり良いです。
若干低域が強めに感じますが、それでも他の音域を邪魔せず迫力がしっかりあり、厚みも感じられる上に、バランスよく聴くことができます。
音の傾向としてフラットに近いので、全音域をしっかり聞き取りたい方にはオススメできます。
BA搭載イヤホンには低域が弱く迫力が物足りなく感じる人も多いのですが、こちらの『AST』ではかなり迫力がありますので、リスニングとしてもかなり楽しく聴けると思いました。
ただ、一つ個人的に残念に思った点は、音場がそこまで広くはありませんでした。
分離感はもちろんあり、狭い音場ということは無いのですが、KZ『ZAS』の音場の広さほどの感動はありませんでした。
ドライバの多さからめちゃくちゃ広い音場を期待していたのですが、ここは残念でした。
音質(iPhone)
次に、スマートフォン(iPhone)で聴いた時の感想を述べていきます。
こちらでも非常に驚かされました。
なんと、DAPとiPhoneで大きな差がありませんでした。
KZの『ZAS』などでは個人的にDAPとiPhoneでは割と変化があるように感じたことがあります。
『ZAS』では音場が狭くなったり、一段解像度が下がったりしたように感じました。
しかし、この『AST』では、ほとんど違いなく聴くことができました。
一つ差があったとすれば、ボーカルの表現力が少し下がったぐらいですかね。
めちゃくちゃボーカルの細かいところが違うように感じたくらいで、音場や解像度、音のバランスについてはほとんど差は無かったです。
iPhoneでApple musicのロスレスで聴くと、なかなかいい音で聴けますので、これに関してはiPhoneで聴く際ではポータブルDACが無くても、十分いい音で聴けます。
『AST』はiPhoneをはじめとしたスマートフォンでも十分鳴らすことができるイヤホンではないでしょうか。
DAPなくていい音で聴けるので、DAPを用意しなくても聴ける手軽さも非常にオススメできるポイントです。
装着感など
最後に装着感についてまとめます。
まず残念な点ですが、やはりイヤーピースは交換しました。
このように、白くて薄いイヤーピースが付属していましたが、これが個人的にはあまりフィットしませんでした。
ですから、こちらのSONYのイヤーピースを使用しました。
ちなみにこのイヤーピースはAmazonでは100円程度で購入でき、フィット感もいいので、かなりオススメなイヤーピースとなっています。
ぜひご参考に。
このイヤーピースに交換した装着感ですが、かなりいい感じでした。
KZの『ASF』は長時間付けていますと若干疲れてくる感じがありましたので、よりドライバ数が多い『AST』では若干装着感が心配でした。
しかし、その予想はいい意味で裏切られました。
非常にいい装着感で、全く疲れませんでした。
『AST』の方が軽く感じられ、長時間の使用も問題ありませんでした。
イヤーピースはどちらもSONYのもので使用していますが、明らかな差がありました。
『AST』はイヤホン本体は大きいですが、それに反して軽い装着感であるのには驚かされました。
聴き疲れしづらい音の傾向で軽い装着感、非常に長時間聴くのにも向いているように感じました。
まとめ
というわけで今回は、KZから販売されている12BA中華イヤホン『AST』を紹介しました、皆さんいかがだったでしょうか?
KZの中では高価なものになりますが、その分良い音質などが得られました。
値段の分簡単にはオススメできませんが、手に入れると非常に良い商品ですので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
以上でこの記事は終了です、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!