【徹底比較】KZ『AS16 Pro』vs『ASF』 KZのフルBAイヤホンでオススメはどっち?
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こんにちは、むらくもです。
私は過去に中華イヤホンのメーカー「KZ」のイヤホンをいくつか記事で上げました。
KZのイヤホンにはフルBA(搭載されているドライバが全てバランスドアーマーチュアドライバのもの)のものがあります。
その中でも、片方5BA搭載の『ASF』と最新の片方8BA搭載の『AS16 Pro』は値段が似ていて、どちらがいいのか迷う方も多いと思います。
そこで今回は、このKZ『ASF』とKZ『AS16 Pro』の2機種を比較しまして、どちらがどんな人にオススメできるかを解説していこうと思います!
なお、過去にレビュー記事をそれぞれ上げていますので、併せてこちらもご覧ください。
それでは行きます!
音質(iPhone)
まずは音質から解説していきます。
まず『ASF』と『AS16 Pro』はどちらもスマホでも鳴らしやすいイヤホンとなっています。
ですから、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使用しなくても、かなりよく鳴らせる機種ではあると思います。
ですが今回はスマホ(iPhone)とDAPでの2項目で比較するので、まずはiPhoneから。
まずこの2機種で大きく異なる項目から解説します。
最初は低音のボリューム感です。
『ASF』の方が明らかに低音が前に出ています。
BAイヤホンですが、低音がよく聴こえます。
ですから、迫力もフルBAイヤホンにしてはかなりありますので、普通にリスニングイヤホンとしても使えます。
一方『AS16 Pro』でも低音はまあまあ出ていますが、『ASF』には及ばない印象がありました。
『AS16 Pro』はかなりフラットに近い音の傾向ですので、『ASF』と比べて低音がハッキリとは出ない分、かなりバランスが良いです。
ドンシャリ好きな方にはやや物足りなさを感じるかもしれませんが、フラットな分聴き疲れも少なく感じます。
次に解像度ですが、こちらは『AS16 Pro』が圧倒的に綺麗です。
奥で鳴っているような細かい音までかなり繊細に鳴っています。
低音から高音まで幅広くしっかり鳴っている音を聴くことができます。
また、分離感もかなり感じられ、音の鳴っている位置を把握しやすいです。
ですから、フラットな音も考えますと、かなりモニターに向いているとも言えます。
一方『ASF』は、バックの楽器は若干ボヤけて聴こえますが、『AS16 Pro』とは異なり声がかなり近く感じます。
『ASF』ではボーカルがかなり近く聴こえ、その分声の細かい息遣いなどもしっかり聞こえます。
これのおかげで、ボーカルが近くで歌っている感覚に近いものがあります。
それほど、ボーカルの表現力は高く感じました。
この2つがかなり違うように感じたところでした。
その他、音場の広さはあまり違いは無く感じました。
音質(DAP)
次はDAPでの比較になります。
こちらでは、特に解像度の変化が大きかったです。
『ASF』もかなり鮮明に聴こえるようになりました。
ですが、『AS16 Pro』もかなり解像度が上がり、より細やかな音がさらに聴こえるようになりました。
ですからやはり、解像度では『AS16 Pro』が勝るように感じました。
ですが、ボーカルの近さや低音のボリューム感など音の傾向が変わることはありませんでした。
音の傾向そのままで解像度が上がった印象でした。
音質(まとめ)
というわけで『ASF』と『AS16 Pro』の2機種の音質をまずは比較しました、気になった点はあったでしょうか?
結論としましては、低音の迫力があるリスニングイヤホンとして楽しみたい方は『ASF』、解像度高くフラットで楽しみたい方は『AS16 Pro』がオススメになります。
やはり『ASF』は低音の迫力とボーカルの近さが特徴ですので、リスニングにかなり向いているように感じました。
一方『AS16 Pro』は非常に解像度が高く、分離感もしっかりありますので、モニターなどにも使えるのではないでしょうか。
なお、どちらの機種もスマホでも十分鳴らせますので、DAPが無くても十分に楽しめます。
ぜひ参考にしてみてください。
装着感・見た目
最後に、装着感や見た目などを比較していきます。
まず、この2機種に関しましては、イヤホン本体の形状が全くと言っていいほど違っています。
画像を参考にしてみてください。
↑左のイヤホンが『ASF』
↑これが『AS16 Pro』
そうです、イヤホンに出っ張りがあるか無いかが異なっています。
ですから、『ASF』にあるようなこの出っ張りが当たる方もいらっしゃるかもしれません。
一方『AS16 Pro』はそのような出っ張りはありません。
そのため、装着感はかなり人によって変わってきますので、自分に合うか合わないかを判断してください。
また、付属するイヤーピースも異なっています。
こちらも画像を参考にしてみてください。
↑こちらが『ASF』のイヤーピース
↑こちらが『AS16 Pro』のイヤーピース
ここも装着感でかなり個人差があるポイントになります。
私はこの『ASF』のイヤーピースがあまり合わなかったので以下のSONYのものに変更して使っています。
薄く装着感があまり良く感じなかったためです。
一方『AS16 Pro』の方は、今までの『ZSTX』や『ZAX』のように厚みのあるものでしたので、こちらはかなり快適に使用できました。
イヤーピースも好みがかなり分かれると思いますので、ここも注意してください。
そして見た目ですが、ここは個人が好きに思うもので良いと思いますので、自分が「いい!」と思うものを選んでください。
まとめ
というわけで今回は、KZのフルBAイヤホン『ASF』と『AS16 Pro』を比較しました、皆さんいかがだったでしょうか?
ぜひこの記事を参考にしまして、自分に合ったものを購入していただけると幸いです。
以上でこの記事は終了です、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!